訪問歯科って何?
「お医者さんの往診は聞いたことあるけど、歯医者さんが訪問してくれるの?
削る道具とかどうするのかしら?」
訪問歯科はまだまだ知られていません。
それに加え、我慢されている方が多いのも現実です。
ご高齢の方の歯科検診をさせて頂くと、状態の悪い入れ歯をガマンして入れている方が多いことに驚きます。
入れ歯の具合が悪いのは我慢しないでください。
ちゃんと治すと、快適に使えて、今まであきらめていた好きな食べ物も食べれるようになります。
「健康寿命」と「食事の喜び」をご高齢の方に届けます!
訪問歯科でお伺いする目的は「歯の治療」だけではありません。
「痛くないのにわざわざ歯医者さんに来てもらうなんて気が引ける」
口腔ケア(お口を清潔に保つこと)も訪問歯科の大事な大事な治療の一つです。
定期的な口腔ケアをすることで、入れ歯が清潔になり、誤嚥性肺炎が予防できるんです。
また、口腔ケアは患者さんも気持ちが良く、健康寿命に非常に良い影響があります。
患者さんがご家族以外の方とお話しする機会も増え、またご家族もちょっとした悩みを相談できたりします。
そんなたわいもない会話を通じて、患者さんと私たちとが一緒に笑顔の時間を共有したいと考えています。
「でも、治療で使う道具はどうするの?」
自宅に歯医者さんが来るというと、このような感想を持つ方がまだまだ多いのではないでしょうか?
削る道具(ポータブルユニット・バキューム)は、アタッシュケースのようなものに入って持ち運びが可能です。
「でも、入れ歯の調整くらいしかできないんでしょう?」
いえ、こんな治療が可能です。
虫歯治療
入れ歯(義歯)作成・調整
抜歯
歯周病の治療
歯石取り
飲み込み(嚥下:えんげ)検査と訓練と指導
また、レントゲンもポータブルのものがあり持参しますので、来院せずにレントゲン撮影が可能です。
詳しくは「大公開!どんな道具を使うの?」のページをご覧ください。
実はこんな「隠れメリット」もある訪問歯科
また、なかなか気づかない下記のメリットもあります。
- 歯医者さんが来るのを待っていればいいので、時間的・費用的・人的な負担が軽くて済みます
- 医療者が自宅の環境を見ることで適切なアドバイスをすることが出来ます
- 家族のいう事は聞かなくても先生のいう事は聞くということもあります
当院が所属する医療法人社団「立靖会」は2008年に設立、2022年6月現在14医院で訪問歯科を実施しています。
訪問歯科って誰が来るの?
歯科医師、歯科衛生士、歯科助手などの専門スタッフが患者様のご自宅、または介護施設へ訪問診療車でお伺いします。