大公開!どんな道具を使うの?
「往診で出来る治療は限られているんじゃないの?」
実は、歯医者さんでの一般診療(歯を削る/詰め物をする/入れ歯を作る/銀歯を作る/歯を抜く/レントゲン撮る)がご自宅で出来るんです。
どんな道具を持ってくるか興味津々です。
きらきら歯科の所属する医療法人立靖会の訪問歯科部門担当者にレポートをしました。
道具その1:ポータブルユニット・ポータブルバキューム
歯医者さんの道具と言えば「歯を削る道具」というイメージです。
果たしてそれを持ち出せるのか?素人には甚だ疑問です。
その疑問を解消すべく、実物の「移動歯医者さんセット」ポータブルユニット・バキュームを見せていただきました。
ミシンケースみたいですね。一事業所に一台ですか?
いえ、各車に一台です。
おお!ボトルに水を入れるんですね?吸った水がタッパーみたいのに入るんですね。まさに「ミニミニ歯医者」ですね。
はい、ミシンのようにフットペダルを踏んで、足でコントロールします。
外来の歯医者さんも同じ仕組みです。
左からバキューム、タービン、スケーラー、「3wayシリンジ」です。
バキュームは水を吸い取るもの、タービンは歯を削る「キュイーン」と音が出るやつ、スケーラーは水と超音波の振動で歯石を取るもの、3wayシリンジは風や水を出すものです。
どんな道具で治療するのかが分かるとほっとします。
そうですよね。
依頼しようかどうか迷っている場合でも、まず質問だけでもお気軽にご連絡ください。
道具その2:ポータブル式レントゲン
「さすがに、レントゲンはうちでは撮れないでしょ?」
レントゲンこそ、歯医者さんへ行かないと撮れないとしか思えません。
ところが、訪問歯科でも撮れるんです!
レントゲンも在宅でできるとのことなのですが、電源は必要なんでか?
バッテリー式で充電していくので、不要です。
従来のフィルム式なので、医院に戻ってから現像、次回の診療時に結果をご報告します。
最新式ですか?
割と最新式です。
当医療法人は訪問歯科に力を入れているからこその機材が充実さなのです。
道具その3:そのほかの器具の入った箱類
歯科治療の必要なのは歯を削る機械だけではありません。
その他の道具も必要です。
それらをシステマティックに箱に詰めて持って伺います。
取材後記
道具は、インターネットやパンフレットで見てもいまいち実感が沸きませんが、本物を見ると説得力があります。
歯医者さんは行かなきゃならいものと思いがちですが、来てもらう事で患者さんもご家族も負担が少なくなります。
歯医者さんに行くことが難しくて治療をあきらめるよりも、来てもらって治療をしてもらって、痛みをなくしてご飯を美味しく食べられるようにしてあげたいな、と思いました。